講演者
足立 修一 教授(慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科)
講演日時
2014年9月8日(月) 9:30~10:30
講演場所
水上温泉
講演概要
スマートグリッド(電力網)に代表されるエネルギーマネイジメントシステム(EMSと略記)への関心が高まっています。制御工学のコミュニティでもいまや EMS は最大の研究対象になっており,国内外においてさまざまなプロジェクトが進行しています。たとえば,わが国では JST CREST で「分散協調型エネルギー管理システム構築のための理論及び基盤技術の創出と融合展開」(研究総括 藤田政之教授)が 2020 年まで活動を続けています。本講演では,EMS の重要な構成要素であるリチウムイオン二次電池を対象とします。まず,リチウムイオン二次電池の物理化学的知見に基づく,システム同定によるモデリング法を紹介します。つぎに,得られたモデルを用いてリチウムイオン二次電池の充電率(State-Of-Charge:SOC)をカルマンフィルタによって推定する方法を紹介します。なお,本講演の内容は,馬場厚志博士(カルソニックカンセイ/足立研OB)との共同研究の成果です。 # なお,本セミナーは足立研夏合宿中のイベントであり,一般の方は聴講できません。
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