講演者
杉江 俊治 教授(京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻)
講演日時
2016年9月3日(土) 16:30~17:30
講演場所
ラフォーレ那須
講演概要
制御系においては入力や出力として連続値信号を用いることが通常想定されているが,現実には機械系,ネットワーク系,化学系,生物系などを含めそのような 条件が満たされない場合も多い.たとえば,入出力信号がオンオフ型であったり,通信信号のビット数が著しく制限される場合,A/D変換器の解像度が低い場合などがその例にあたる.このようなシステムにおいて信号の離散値性を直接に 考慮して制御系を設計することは困難であるが,連続値信号を離散値信号に変換する量子化に工夫をこらすことで,従来手法で設計した制御系設計の性能の劣化を抑制することができる.本講演では動的量子化に着目し,最適な構造と性能限界を明らかにする.また,種々の数値例と実験例によりその有効性を示す.
    # なお,足立研夏合宿中のセミナーのため,関係者以外は聴講できません。
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