講演者
足立 修一 教授(慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科)
講演日時
2008年5月1日(木) 13:00~14:30
講演場所
DS63
講演概要
予測誤差法に基づくシステム同定はパラメータ推定問題に帰着されることから,システム同定結果はパラメータ推定値の統計性(一致性,有効性など) を用いて評価されることが多かった。しかし,制御のためのシステム同定の立 場に立つと, 着目する周波数帯域における同定精度に興味がある場合が多い。 本講演では,まず,システム同定の手順について簡単に説明した後, 開ループ・閉ループシステム双方の同定問題に対して,周波数領域におけるシステム同定精度について考察する。 特に,内部モデル制御のための最適同定入力スペクトルについてまとめる。 また,漸近推定法と呼ばれる周波数特性を考慮したモデル低次元化法についても紹介する。
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