私が慶大2年生のとき,当時慶大生の竹内まりやはデビューした。 デビュー当時,彼女はなぜかアイドルのような扱いを受けていたので,レコード大賞の新人賞のときなどはなにか居心地が悪そうな感じだったが,彼女のLP(当時はまだCDはなかった)を聞けば,アイドルではないことは明らかだった。
University Street(これは三田キャンパスと田町駅の間のことかなと思いながら当時は聞いていたが)という曲の最後で,アン・ルイスが「まりや,試験どうだった?」と聞いたのに対して「落ちた」という返事は印象的で,残念ながら慶大を中退してしまった。竹内まりやにとって慶大の卒業証書より重要なものがあったのだろう
あれから30年間にわたって活躍し続けることはすごいと思うし,特に,昨年4月,NHKのSongsの第1回で流れた「人生の扉」あたりから再びブレークした。この10月から始まったNHK朝の連続ドラマ「だんだん」でも主題歌を歌い,そしてナレーションまでしている。どうしてなんだろう? と思っていた。そうか彼女は,ドラマの舞台である島根県の出雲出身だったんだ。