いわゆるロバスト制御理論がむやみやたらに厳密な数学的展開をしているが,要は制御対象の変動が系全体のなかで十分小さくなるようにすることがロバスト設計の本質である.また,十分小さくなるというのは現象に現れる部分が小さくなればよい.そう考えると別の道が拓けてくる.