講演者
加納 学 准教授（京都大学 大学院 工学研究科 化学工学専攻）
講演日時
2009年1月18日（木ｊ）　10:00～12:00
講演場所
DR9(創想館2F)
講演概要
現在，様々な産業界で，目標とする品質や歩留りをいかに迅速に 実現するかが重要な課題となっています．展望のない試行錯誤で はなく，システマティックな方法を確立しなければ，競争力には 結びつきません．大規模で複雑な産業プロセスにおいては，蓄積 されている膨大な操業データを品質実現力の強化に活用しようと いう大きな流れがあり，データ解析技術が注目されています．品 質予測のためのソフトセンサー技術，異常検出のための多変量Ｓ ＰＣ，統計モデルに基づく運転条件最適化などです．本講演では，これまでに手掛けた産業応用事例を紹介すると共に，そこで活用 されているデータ解析技術のコンセプトを解説します．さらに， 今回は学生の方々を対象とした講演ということですので，何らかの形で参考になればという思いから，通常の講演では語らない， 大学の研究者としての私の生い立ちや普段考えていることを披露 するつもりです．
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