講演者
吉村 浩明 教授(早稲田大学 基幹理工学部 機械科学・航空学科)
講演日時
2011年6月3日(金) 16:30~18:00
講演場所
創想館地下二階 マルチメディアルーム
講演概要
ラグランジュ系やハミルトン系などの多様体上の解析力学は,数理物理だけでなく,非線形システムのモデリングや制御などの工学分野でも必要不可欠なツールとなってきている.本講演では,最近発展してきていた,シンプレクティック構造とポアソン構造を融合したディラック構造について述べ,電気回路がディラック拘束を含む退化ラグランジュ系として扱えることや非ホロノミック拘束を受ける,いわゆる陰的な力学系とその内部接続 (interconnection) の枠組みについて述べる.さらに,ハミルトン・ポントリヤーギン原理と呼ばれる変分法構造とその応用としてポート制御系などについても紹介する.
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