教職員 | 足立 修一 教授(adachi[at]appi.keio.ac.jp),井上 正樹 助教(minoue[at]appi.keio.ac.jp),斉藤 由美 秘書(elfe[at]appi.keio.ac.jp) |
---|---|
研究室の場所 | 足立教員室(25-518),井上教員室(25-511),プロジェクトルーム(創想館5階,14-517),学生居室(25-512 ), コモンルーム(25-522) |
研究室の構成 | 博士4年(3名),博士2年(1名),修士2年(5名),修士1年(6名),学部4年(5名)の計20名 |
研究のキーワード | システム制御理論,システム同定理論,カルマンフィルタ,システム生物学,合成生物学,産業応用(自動車,航空宇宙,音響,電力ネットワークなど),制御教育 |
写真 | |
研究室紹介ポスター | 足立研紹介ポスター2016 |
2017年度の足立研の学生数は20名(うち大学院 博士課程4名,修士課程11名)で,例年通り大所帯です。20名の学生のうち5名が女子学生で,1名がドイツからの留学生です。留学生のPablo君はアーヘン工科大学からDouble Degree 学生として来日しました。彼は日本語も上手で,足立研メンバーとの会話も英語ではなく,ほとんど日本語です。男女,国籍関係なく,足立研学生はみな元気でやる気満々です。さらに,足立研究室のメンバーは仲が良いことが特徴で,これは素晴らしいことだと思っています。
企業や研究機関との共同研究も順調です。今年度も 創想館のプロジェクトルームから多数の研究成果が出ることを期待しています。
慶大着任から3年経ち,今年度から井上さんの肩書が「助教(有期)」から「助教」に昇格しました。井上助教には,これからじっくりと腰を据えて研究を進めていってほしいと思います。井上助教と博士課程の学生を中心に,制御理論,システム同定理論の基礎理論研究もしっかりと行っています。
昨年度は博士1名,修士5名が足立研から巣立って行きました。修士修了生は,さまざまな技術系業種に就職していきました。
足立研究室では「モデリングと制御」(modeling and control)に関する研究を行っています。制御とは,対象のダイナミクス(動き,動特性,動力学)を望みどおりにアクティブに変化させるもので,われわれの日常生活のさまざまな場面で制御は大活躍しています。たとえば,部屋の室温をエアコンで調節することも制御ですし,ロボットの中にも制御の考え方はたくさん入ってい ます。また,最近の自動車は電子制御の力なしでは動くことができないでしょう。制御理論とは,日常生活で何気なく利用している制御の考え方を一般的に体系化した学問のことです。制御理論を適用するためには,対象のモデリングが必要不可欠であり,本研究室では実験データに基づいた有力なモデリング法であるシステム同定,そしてモデルに基づいた有力な状態推定法であるカルマンフィルタについても精力的に研究しています。
学内外から講師の先生をお招きして,最新の研究成果に関するセミナーを不定期に開催しています。制御理論の周辺分野の最新の動向を得ることができます。なお,このセミナーには参加自由です。参加希望者は事前に連絡してください。