JASMINE国立天文台の郷田直輝教授に足立研セミナーで講演していただきました。

講演題目は 「天の川銀河の謎解きに挑む ~位置天文学とデータ解析~」 でした。

 

このセミナーについてB4井上が報告します。

郷田先生は国立天文台の JASMINE 検討室室長で,宇宙の構造形成,銀河の力学構造や高精度位置天文観測などの研究をなさっています。昨年度卒業した伊藤まゆ美さんの研究テーマであった Nano-JASMINE をきっかけに足立研究室との交流が始まり,今回講演していただきました。Nano-JASMINE とは2014年12月打ち上げ予定の超小型位置天文衛星です。これによって従来よりも高い精度での恒星の運動を決定でき,立体的な天球図を作成できます。

今回はその原点である位置天文学や Nano-JASMINE について興味深いお話をしていただきました。とても噛み砕いて説明してくださったので,普段天文学に触れることのない学生も関心を持つことができました。足立研究室の学生のみでなく,学部の1年生から他学科の先生まで幅広い層の聴衆が集まり,学生達の宇宙への関心の高さが伺えました。

なお,セミナースライドは こちら(Gouda-130422) にあります。さらに,ご講演のビデオを YouTube 慶應チャンネルの 足立研セミナーのページ に追加しました。

JASMINE の HP は こちら にあります。

 

セミナーの後の懇親会では,国立天文台のお話も聞くことができました。今度五月末に,国立天文台へ見学に行かせていただく予定です。

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