慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所の佐伯千種准教授に足立研セミナーで講演していただきました。
講演題目は「ビッグデータ時代のパーソナルデータ利用を巡る政策の動向と課題」でした。
佐伯先生は,慶大法学部のご出身ですが,その後,総務省などを経て,現在,慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所に所属されています。講演の前半では,佐伯先生の華麗なご経歴についてお話ししていただき,その後,米国でのわかりやすい実例を交えて,ビッグデータの導入をしていただきました。
後半では,本講演の主題である「パーソナルデータ」や「個人情報」のお話をしていただきました。
通常の足立研セミナーでは理系のお話を聞く機会が多いですが,今日のセミナーでは,法律を作ることなどの制度設計について講演していただきました。
佐伯先生,興味深いご講演,大変ありがとうございました。
文理融合という掛け声はよく聞きますが,文系は三田,理系は辺鄙な矢上という図式は古典的です。文系と理系の学生と研究者がスープの冷めない距離で教育研究活動を行うことができるようになると,慶應もほんの少しだけ,college をもつケンブリッジ大学に近づけるのだろうなと思いました。