SICE九州フォーラム2009がアクロス福岡で行われ,午前は小原敦美先生(大阪大学)が現代制御について,そして午後は足立がモデル予測制御についてそれぞれ約3時間ずつ講演を行いました。
フォーラムのお世話をしていただいた和田親宗先生,瀬部 昇先生(九工大),いろいろありがとうございました。
アクロス福岡は天神にあり,10数年前 DST(Dynamical System Symposium)で訪れて以来でした。DSTは制御理論シンポジウムと並ぶSICE制御部会の2大シンポジウムでしたが,SICE部門制誕生と共になくなりました。私が実行委員長で宇都宮でDSTを開いたのは10年前の1999年でした。
フォーラムには30名くらいの参加者があり,企業の方と大学の方が半々くらいの割合でした。参加費が無料というのがすごく,しかも小原先生と私の資料(全72ページ)付きです。この資料だけで私は2000円以上の価値があると思います。しかしモノの価値というのは,生産者(執筆者)が決めるのではなく,ユーザが決めるものですから,受講生にとって2000円以上の価値があるかどうかは聞いてみないとわかりません。
夜は中洲の水炊きの店「華味鳥」に連れて行ってもらいました。夏に食べる水炊きもなかなか美味でした。銀座8丁目の博品館ビルにも支店が入っているとのことで,今度は東京の店にも行ってみたいと思いました。佐賀大の佐藤先生もフォーラムから夜の部までフル出場され,延山先生(九工大)は大学の仕事の後,二次会に駆けつけてくれました。
今年の夏は気候だけでなく,私の出張回数の多さも異常で,6月から今まで学外で9回の講演や講義を行いました。このモデル予測制御の講義でひと段落です。新しいセミナーを秋以降にできるように夏は充電したいと思います。