SICE制御部門の第40回制御理論シンポジウムが大阪のホテルコスモスクエア国際交流センターで開かれています。
 先日SICE50周年記念式典が開かれたばかりですが,SICE誕生から10年後に始まった制御理論シンポジウムは40回目を迎えました。私が初めて参加したのは,第10回のとき(八王子セミナーハウスで開催)で,M1の学生でした。そのときから30年経ったことになります。

 以前は制御理論シンポジウムの前日に「制御理論講義会」が開かれ,最新の制御理論についてのチュートリアル講演が半日あったのですが,いつのころからかそれもなくなりました。いまはインターネットをはじめとしていろいろなところから情報が入ってくるので,その必要がなくなったのかもしれません。あるいは制御理論が細分化されて,20年前のロバスト制御のようにみんなが興味をもつようなホットな話題がないのかもしれません。

 足立研からは以下の発表を行いました。

  • 伊藤まゆ美,東 剛人,足立修一:セルサイクルにおけるCdc20の結合を考慮したタンパク質ネットワークのロバストネス解析
  • 大明準治,足立修一:弾性関節を持つ垂直多関節ロボットのためのシリアル2リンク3慣性系の同定
  • 丸田一郎,杉江俊治:最適なデータ圧縮に基づくPWAモデルの構築
  •  丸田さんが「推定・フィルタ」セッションの座長(司会者)を務め,学会での座長デビューを果たしました。

     慶大では9月22日から秋学期の講義が始まったので,私は今日一日だけ参加して明日からは授業です。授業期間中には学会には参加しにくくなってきました。