13年前,ケンブリッジ大学に滞在していたときからお付き合いさせていただいている下館和巳教授(東北学院大学,英文学専攻)と仙台で対談しました。
会場はオジーノカリーヤで,まるで英国を思わせるような素敵な空間でした。また,会場には聴衆が8名くらいいらっしゃいました。みなさん下館先生から英会話を習っている生徒さんで,理科系とはほとんど縁のない方ばかりでした。
まず,私が自己紹介を兼ねて,下館先生とのケンブリッジでの出会いをお話しし,その後,私の専門である制御工学についての入門的なお話をしました。それに対して,下館先生のコメントが入り,対談が進んでいきました。
その後,下館先生がご自身のブログの中で書かれた「真実は偶然を媒介して現象する(このエッセイには私(足立)が登場しています!)」のなかの「気づき」のお話をしました。
ケンブリッジ大学の Darwin college で行われていたケンブリッジ日本人会での講演を思い出しました。
私が知らないことを下館先生から教えていただきました。
school(学校)という英語は,ギリシア語のスコレー(skhole:余暇,ひま)が語源だそうです。すなわち,school は「暇な人の集まり」であり,その暇な人が scholar(学者)だそうです。
最近の学者の口癖は「忙しい,忙しい!」が多いですが,もっとゆとりをもって研究したいですね。
仙台では,とても素敵な,ゆとりのある時間を過ごすことができました。
下館先生,そしてシェイクスピアカンパニーのみなさん,大変ありがとうございました。
仙台の朝晩はまだ寒く,枝垂桜が咲いていました。