名古屋の邦和セミナープラザにて9月11日~12日に開催されたSICE 制御部門 制御理論合宿2016に参加しました.

M2の浦田が報告いたします.

制御理論合宿とは,10名以上の制御分野の先生方と20名ほどの学生で構成された合宿形式の講演会のことです.学生が自身の研究内容を発表し,先生方を含め合宿参加者との活発な意見交換を通して,今後の研究方針につなげることをねらいとしています.

足立研学生からはD3川口,D1橋本,M2浦田の計3名が参加し,それぞれ以下の発表を行ないました.

  • 川口 貴弘: ルベーグサンプリングを用いたシステム同定と状態推定
  • 橋本 和宗 制約付き線形システムのための不等間隔制御:縮小集合とグラフ理論に基づくアプローチ
  • 浦田 賢吾: フィードバックシステムにおける消散性能の強化
  • 元々発表時間は30分でしたが,3人とも合宿参加者に興味をいただけた結果,30分以上の時間を費やし,多くの有益な助言を頂くことができました.また,他の学生方の研究内容を聴講することで,自身の研究を相手にわかりやすく伝える力や研究としての興味深さなど多くの刺激を受けました.さらに,懇親会を通じて,他の大学の学生や先生方と多くの交流をはかることができました.この合宿で得られた交流関係を大切にしていきたいと思います.

    また,足立研の助教である井上先生による特別講演を聴講いたしました.その題目は以下の通りです.

  • 井上 正樹: 大規模システムのための制御理論:モデル集合による記述から定量的な解析・設計まで
  • 私の研究は井上先生の研究とのつながりがあるため,発表の仕方から先生方を含めた合宿参加者のコメントまで非常に参考になることが多く,有意義な時間を過ごすことができました.

    最後に,多くの研究者の方々と交流をはかる場を提供していただいた制御理論合宿担当の大石先生(南山大学),椿野先生(名古屋大学),細江先生(京都大学)に感謝の意をここに表したいと思います.

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