例年,5月の気候の良い時期に関西に出張し,システム制御情報学会の研究発表講演会(SCI)に参加することが足立研の年中行事の一つでした。
今年の SCI’20 は5月20日~22日に神戸開催の予定でしたが,みなさんよくご存じの事情で,現地開催が不可能になりました。
急遽,ZOOMでの開催になりました。まず,短時間で ZOOM 開催の準備をされた実行委員会のメンバーに最大限の敬意を表します。大変ご苦労様です。
足立研からは,M1学生4名が発表しました。
4名とも落ち着いて発表することができました。
以下は,私の感想です。
私の PC の画面には講演者のスライドが投影され,講演の声が聞こえてきますが,ほとんどの講演者の顔は見えず,また聴衆の顔も見えません。自宅で学会に参加できるのですから,これほど楽なことはありませんが,なんだか妙な気分です。
顔の表情,身振り・手振りといった non-verbal communication(非言語コミュニケーション)の重要性を改めて感じました。やはり講演者の顔を見たいですし,私が講演者でしたら,聴衆の顔を見て講演したいです。技術的には可能でも,人の心理がついていかないのでしょう。今年度の学会はほとんど web 開催になるかもしれませんが,今日のような形式だったら,私は講演したいとは思いません。
non-verbal communication の研究を始めたのはケンブリッジ大学のダーウィンであることを知りました。ケンブリッジ大学にはダーウィンコレッジがあり,私の思い出はそこで BBQ をしたことです。