『制御学の視座で紐解く知の源泉』大須賀公一先生定年記念シンポジウムが大阪大学 中之島センターで開かれました。
大須賀研の卒業生たちがたくさん集まる心温まる会で,大変幸せな気持ちになりました。公私ともに多忙な卒業生がたくさん集まってくれることは,教員にとって大きな喜びです。これもひとえに大須賀さんの人徳のなせる業です。誠におめでとうございます!
私は都合で午後からの参加になりましたが,12名の講演,大変興味深かったです。特に,午前中の卒業生セッションが盛り上がったようです。会場には100名を超える聴衆が集まりました。
最後の3名の発表は,足立(A),下館(S),大須賀(O)であり,OASの会(O:大須賀,A:足立,S:下館)(正式名称は『科学哲学研究会』)が大須賀研関係者に周知されました。なお,OAS は Oral Allergy Syndrome(口腔アレルギー症候群)ではありません。
私は『制御工学のこころ』という題目で15分ちょっとお話ししました。このトークで私が聴衆に伝えたかったことは,① 一巡伝達関数はフィードバック回路の「公比」なので偉い,② 制御工学者が分数を見たら,裏にフィードバックが隠れていると思え,でした。
特に注目を集めたのは,和服姿でスライドを使用せずにしゃべくりだけの下館さんで,会場の度肝を抜きました。彼は台本を用意せずに,アドリブだけで英語を交えながら,15分語りました。
トリの大須賀さんは『陰陽制御の極意』について,実演を交えながら熱く語りました。
研究集会の後,退職記念パーティが開かれ,大いに盛り上がりました。
大須賀さんの今後の活躍が大変楽しみです。
つぎは70歳の古希のフェスティバルを開きましょう!