足立研セミナーで山田克彦教授(阪大)に講演していただきました。
講演題目は「観測衛星の軌道と姿勢に関する話題」でした。
フォーメーションフライト(編隊飛行),太陽・地球系のラグランジュ点回りのハロー軌道を利用した天体観測,CMG(Control Moment Gyro)による姿勢制御,撮像制御などについて,ビデオを交えてわかりやすく解説していただきました。
いまは 50cm 以下の精度で地上の物体を観測衛星から撮影できるそうです。ちょっと怖いですね。
その精度の高さに驚くとともに,CMG と呼ばれるアクチュエータの利用などによってそれが実現されている秘密を教えていただきました。
ちょうど20年前の1994年に打ち上げられた技術試験衛星VI型(ETS-VI)の軌道上同定・制御実験で,山田先生とご一緒に研究させていただきました。当時,山田先生は三菱電機中央研究所所属で,私は宇都宮大学に所属していました。
山田先生,ご講演,ありがとうございました。
# なぜか集合写真には,「モデル予測制御」の本を共訳した管野政明准教授(新潟大)も写っています。