日本鉄鋼協会 創立100周年記念式典が経団連会館の国際会議場で行われ,引き続き祝賀パーティーが経団連ホールで開かれました。
計測自動制御学会会長が出席できないため,その代役で急遽出席しました。
日本鉄鋼協会では約10年前(ちょうど創立90周年のとき)に理事を務めましたが,現在はほとんど関係していないので,久しぶりの鉄鋼協会でした。
創立100周年記念講演が2件行われ,岸輝雄東大名誉教授と宗岡正二新日鐵住金代表取締役会長が登壇されました。
お二人のご講演,示唆に富んだ素晴らしいものでした。
特に,岸教授が “material-informatics” という新しい考え方について説明されました。
おおざっぱに言うと,材料の設計に情報論的なアプローチを用いる方法のことですが,まさに物理情報工学科で研究すべきテーマだと思いました。
祝賀パーティーでは首相を含む閣僚3名がスピーチされました。
日本鉄鋼協会が大正4年(1915年)に設立された歴史の長さに驚くとともに,これからも日本の基幹産業として鉄鋼業には頑張ってほしいと願います。