L1070273 (768x1024)名古屋の南山大学で開かれた SICE 第3回制御部門マルチシンポジウムに参加しました。

足立研からは,内容が濃い5件の発表を行いました。

  • 森川浩太郎,井上正樹,村岡光夫, 下城孝名子,橋上栄二, 足立修一:自動車エンジン燃焼系の信頼度付きモデリング
  • 川口貴弘,彦野壮三朗,丸田一郎,足立修一:ルベーグサンプリングを用いたシステム同定法とその統計的性質
  • 浦田賢吾,井上正樹:フィードバック制御によって外乱抑制性能が向上するシステムの一クラス — γー正実性を用いた解析
  • 井上正樹,松林綾香,足立修一:伝達関数へのモーメント制約のもとでの部分空間同定法
  • 橋本和宗,足立修一:非線形モデル予測制御のための周期的事象駆動設計
  • いずれも第一著者が発表者でした。

    今回は,特に,誘導制御部会が企画した「小惑星探査機はやぶさ2の航法誘導技術と地球スイングバイ運用」(津田雄一先生:JAXA 宇宙科学研究所)と「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)招待講演」が素晴らしく,またプラントモデリング部会の講演会場では立ち見が出るほど賑わっていました。

    さまざまなシンポジウムを同時に行うという「マルチシンポジウム」の良さが出てきたのではないかと思い,このマルチシンポジウムを企画したものの一人として非常にうれしく感じました。

    また,足立研の研究テーマである「同定・推定,学習」に関するセッションが多く,二日目の午後一番目のスロットでは,4つの部屋がパラレルで同定関係のテーマのセッションを行っていました。

    個人的にも,私が思っている方向へ同定・推定の研究が進んでいるような気がし,大変楽しくいろいろな講演を聴講して,たくさん質問させていただきました。

    実行委員のみなさま,大変ご苦労様でした。次回は2017年3月6日(月)~9日(木)に岡山大学で開催される予定です。

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