関東地方で梅雨明けした今日,猛暑の中で久しぶりに足立研セミナーを開きました。
講師は小蔵正輝助教(奈良先端科学技術大学院大学)で,講演題目は「複雑ネットワークの最適設計: なぜ私がネットワーク科学と制御工学のはざまにいるのか」でした。あらかじめいただいていた講演題目とちょっとだけ違っていました。
小蔵さんのお話はとても楽しく,興味深く聴講しました。
まず,京都大学から米国での博士号取得,博士研究員など,ご自身の経歴を紹介されながら,そのときどきの研究内容について説明していただきました。つぎに,ネットワーク科学と制御工学の違い,関係などについて,ユニークな視点からお話しされました。さらに,研究面以外のお話もされ,含蓄に富んでいました。
小蔵さん,ご講演,大変ありがとうございました! とても楽しかったです。
私(足立)がお聞きしたい方を慶大にお呼びして,ワクワクするようなお話をライブで聴講して,私が楽しむ,というのがそもそのの足立研セミナーの目的でした。今日は足立研セミナーの原点を再認識した貴重なセミナーでした。これからもいろいろな方を慶大足立研にお呼びして,楽しいお話をお聞きしたいと思います。
早速,今週の金曜日(8月2日)には,足立研OBで現在は大阪大学潮研の特定助教をしている橋本和宗博士が「ネットワーク化制御システムのための制御系設計:事象駆動制御と自己駆動制御」という題目でお話してくれます。
今後の足立研セミナーにご期待ください。