足立研メンバーでもある京都大学の丸田一郎 准教授が2019年堀場雅夫賞を受賞しました。
今年の対象テーマは「電力および電池を最大限に活用する効率的な制御のための先端分析・計測技術」で,審査委員長はノーベル化学賞の吉野先生でした。電池という電気化学分野と,それを計測・制御するシステム分野の融合研究は,足立研が丸田さんと長年,共同研究を続けているリチウムイオン電池の充電率推定の研究そのものであり,この分野での丸田さんの研究業績が評価されて受賞が決まりました。
授賞式は京都大学 芝蘭会館で開かれました。
授賞式では丸田さんも受賞講演をしました。制御の学会と違ってさまざまな分野の人が参加している会場で,丸田さんは「モデリング」について,東京の地下鉄の路線図などを用いて,非常にわかりやすく説明されました。特に,制御のためのモデリングではシンプルさと精度が重要であることを強調した素晴らしい講演でした。
丸田さん,たいへんおめでとうございました!
いろいろなご縁で,素晴らしい授賞式とパーティに出席することができました。パーティではさまざまな分野の方とお話ししました。その中でも,審査委員の先生方が丸田さんの研究を非常に高く評価してくださったことがうれしかったです。
さらに,1週間前にノーベル化学賞受賞が決まった,リチウムイオン電池の研究をされている吉野先生とお話しして,記念写真を撮らせていただく光栄に恵まれました。