今年の自動制御連合講演会は11月8~10日に札幌コンベンションセンターで開かれました。

足立研からは,B4の出頭君が下記の論文を発表しました。

  • 菊池惟子,井上博夏,橋本和宗,出頭智基,足立修一:月極域探査ミッションのためのガウス過程を用いた経路計画法
  • 出頭君は,SICE DML 研究会のオーガナイズドセッション(OS)で発表しました。朝一番の発表でしたが,会場は立ち見が出るほどの満席で,50名以上の人が集まりました。今回は機械学会が幹事学会だったため,計測自動制御学会の DML 研究会の実力が認識されておらず,一番小さな部屋を割り当てられたことが残念でした。

    このOSには6件の発表がありましたが,いずれも質の高い発表で,よい議論ができたと思います。また,制御理論の著名な研究者にも聴衆として多数参加していただきました。講演会初日の夜には,DML研究会で技術交流会(懇親会)を開き,研究の最新動向について美味しいものを食べながら,議論しました。

    講演会二日目には,足立研OBの橋本和宗博士が,IoT時代に向けた離散事象・ネットワークシステムの制御というセッションで45分間の招待講演を行いました。

  • ガウス過程による自己駆動型制御器の設計
  • 落ち着いた,わかりやすい発表でした。

    講演会初日が立冬(11月8日)であり,札幌は暦通りに冬が始まっていました。最高気温が5℃の日もあり,小雪も舞っていました。午前中に訪れた北海道庁の紅葉が素晴らしかったです。

    来年は富山県の宇奈月温泉で11月18~20日に開催される予定です。直前に参加した宇宙科学技術連合講演会も10月下旬に富山県で開催予定であり,来年は富山に縁がありそうです。宇宙科学技術連合講演会は63回目,自動制御連合講演会は62回目であり,いずれも歴史ある,息の長い講演大会です。