第66回システム制御情報学会研究発表講演会(SCI’22)が京都リサーチパークで,完全対面形式で開催されました。

完全に対面でシステム制御に関する講演大会が開催されたのは,2年以上ぶりでした。いろいろ困難があったと想像しますが,それを乗り越えて開催にこぎつけた実行委員長の林和則先生(京大)をはじめとする関係者のみなさんのご尽力に感謝します。丸田さん(京大)も受付業務で頑張っていました。

久しぶりの対面での開催をとてもうれしく思いました。これまではオンラインで画面越し(あるいはビデオオンすらない世界)でのコミュニケーションばかりでしたが,やはり実際に会ってお話しすることはいいですね。特に,学会では,会場で研究発表したり,それを聴講すること以上に,休み時間にさまざまな情報交換をすることが重要です。私も2年以上ご無沙汰している先生方にお会いすることができ,久しぶりにみなさんの生の声を聞くことができ,大いに楽しみました。そろそろビデオオフの音声だけのオンライン会議の開催は考え直した方がよいでしょう。

一番大事な交流の場は懇親会なのですが,今回は飲食を伴う懇親会を開催することはできませんでした。これは仕方ないですね。

足立研OBの橋本和宗君(大阪大学講師)が,「機械学習で加速する制御理論」でキーノート講演「ガウス過程回帰による自己駆動型制御器の設計」をしました。足立研出身者の活躍を見ることは,指導教員としてもっともうれしいことです。

足立研からはM2学生2名が参加して,研究発表を行いました。彼らにとっては初めての対面での発表でした。とても良い経験になったと思います。別の足立研ブログで学生から報告があるでしょう。

なお,今年度は私が慶大教授として出張できる最後の年なので,日本各地どこでも出張したいと思っています。大学,企業関係者のみなさん,押し売りセミナーしますので,何なりとご用命ください。