第5回システム同定研究会を,2月23~24日に徳島県の祖谷峡温泉ホテル秘境の湯で開催しました。
参加者は10名で,1名はオンライン参加でした。
発表者は4名(奥,足立,川口,杉江)で,一人の持ち時間は2時間でした。一人の持ち時間がたっぷりあるので,たくさん発表し,さまざまな質問ができました。この研究会には,制御,数学,物理のエキスパートがそろっているので,どんな質問が出ても,誰かが何らかの答えをもっているのがうれしいところです。合計8時間の濃密な研究時間を過ごしました。
「秘境」の地で,少人数の研究会を開き,たっぷり時間をかけて議論するというのが,研究会の基本であると感じました。2010年くらいまでの計測自動制御学会の制御理論シンポジウムは,交通が不便なところ(すなわち,いったん研究会の会場に入ってしまうと,抜け出すことができない)で開かれ,昼夜と問わずに議論していました。
私は初日の20時~22時のセッションで「システム同定はどこから来て、どこへ行くのだろうか? ~歴史と実例と展望~」という題目で2時間思う存分お話ししました。
会場となったホテルは素晴らしく,周りには大歩危小歩危(おおぼけこぼけ),祖谷峡(いやけい)などの名所があり,研究会の前後に日本三大秘境の一つである「祖谷」を堪能しました。
現地幹事の池田先生(徳島大学)と稲本さん(京都大学),たいへんありがとうございました!
素晴らしい研究会でした。