3月14日(水)~16日(金)に奈良県文化会館で第12回計測自動制御学会制御部門大会が開かれました。

200件近い講演発表がありましたが,足立研からはつぎの3件の論文を発表しました。

  • 大明,足立:シリアル2リンク2慣性系の振動抑制制御
  • 徳住,石川,丸田,足立,松井,安藤:予測誤差法を用いた頭部伝達関数の三次元同時推定
  • 川口,丸田,馬場,足立:電気自動車用二次電池の連続時間グレーボックスモデリング
  • 都合がつかずに大明さんの発表を聞くことはできませんでしたが,大会二日目に行われた石川君と川口君の発表には,多数の聴講者があり,活発な質疑応答がなされました。特に,川口君は 「電気自動車」 のセッションで発表したため,いろいろな人に研究内容を聞いていただくことができて大変有意義であったと思います。

    また,私は特別企画 「現役エディタが語る — SICE 論文集の査読と編集」 で,2012年1月から始まった計測自動制御学会和文論文集のAE制(アソシエートエディタ制)について,津村准教授(東大,論文集委員会AE制幹事)とともにお話をしました。

    宇都宮大学の平田光男准教授が「高速高精度なモーションコントロール -制御技術でハードウェアの限界に挑む」という題目の特別講演を行いました。これは,昨年平田先生がパイオニア技術賞を制御部門から受賞した際,東日本大震災のために行うことができなかった受賞記念講演を兼ねていました。

    古都奈良での制御部門大会を立派にオーガナイズしてくださった杉本実行委員長(NAIST),藤崎プログラム委員長(阪大)をはじめとする実行委員のみなさんに感謝いたします。歴史豊かな場所で講演大会を行うと,参加者の印象や記憶は格段に違うと私は思っています。