計測自動制御学会(SICE:The Society of Instrument and Control Engineers)で部門制が導入されて10年経ちました。制御部門の年会である制御部門大会も今年で10回目を迎え,3月16日~18日に熊本大学で開催されます。
本日,第10回制御部門大会のプログラムの暫定版が公開されました。約170件の論文が発表されます。この発表件数はほぼ例年通りです。この数字を少ないと見るか,多いと見るかは意見の分かれるところでしょうが,私はちょうどよい数字だと思います。講演時間は質疑を入れて25分取ってあるので,詳しい議論をすることができます。プログラムをみると,制御理論から応用まで多様な発表があり非常に楽しみです。この講演会に参加することにより,制御の最先端を知ることができるでしょう。
また,前日の3月15日(月)には,「確率方程式の基礎と応用~確率的ダイナミクスの理解を目指して~」という魅力的なワークショップも開かれます。慶大の山本先生には「確率過程・確率微分方程式の基礎」について,阪大の大西先生には「確率インパルス制御とそのファイナンス・金融工学への応用」という題目でセミナーを行っていただきます。 こちらも楽しみです。
今年は私が制御部門長を務めていることもあり,多くの皆様と熊本でお会いできることを楽しみにしています。