足立研恒例の春の集中輪講を1週間行いました。
昨年は世の中が不安定で,春の集中輪講をじっくり行うことができませんでした。
今年は zoom を使ったリモート会議形式で,毎日2時間の輪講を7日間継続できました。M2 4名,M1 5名,B4 3名と私の計13名で毎日,たくさん勉強しました。
今年のテキストは「Pythonで学ぶ統計的機械学習」(金森敬文著)でした。250ページで,統計解析の基礎から,機械学習の方法までを記述した欲張りな本で,分野が多岐にわたっているため,それぞれの記述は短く,行間にあふれるテキストです。よくわかっている人が読めば問題ありませんが,初心者が理論を習得するには難しい本です。
輪講では,メンバーでディスカッションすることによってその行間を埋める作業をていねいに行いました。そのため,1週間で60ページくらいしか進めませんでしたが,確率・統計と線形代数の良い勉強を行うことができました。新しく配属されたB4学生3名もハードな輪講についてきてくれました。それ以上に,Python を初めて使う私に,足立研学生たちが丁寧に教えてくれたので,少しずつ Python を理解できるようになりました。