11月17~18日にホテル日航大阪で開かれた第167回 制御技術部会大会に参加しました。

100名近くが集まり,鉄鋼各社,電計メーカーからの研究発表を聴講しました。私の役目は,大学諮問委員という立場ですべての発表を聞いて,最後に講評することです。

初日の午後には,計測・制御・システム工学部会シンポジウム「AI・機械学習を用いたプロセス制御・最適化技術の発展」が開かれ,3件のご発表がありました。座長は九州大学の蛯原先生でした。

最初のご発表は鷲尾 隆先生(大阪大学産業科学研究所,産総研NEC-産総研人工知能連携研究室)で,ご講演題目は『製造業のためのサイバー・フィジカル指向AI』でした。鷲尾先生は,データだけではなく,(状態空間)モデルの重要性を強調されており,私も同感でした。先日,自動制御連合講演会で私が講演した「データとモデル」の講演とリンクして,とてもうれしくなりました。

鷲尾先生とお会いしてお話しするのは2019年10月の京都以来3年ぶりでした。制御工学者とAI科学者が協調することの重要さをお話しして,意気投合しました。そして,新しい計測・制御理論と情報科学の発展のために,もう少し研究を続けていきたいと思いました。

大変久しぶりの御堂筋,素敵なブランド通りに変身していました。