SICE SI 2023 に参加するために新潟の朱鷺メッセに出張しました。昨年10月に飛行機シンポジウムに参加するために朱鷺メッセを訪れて以来,約1年ぶりの新潟でした。

SI 2023の参加者は1600名を超え,技術懇談会(懇親会)への参加者も 400 名近くありました。このパワーは素晴らしいです。学生や若手研究者が多いことも特徴です。

インタラクティブセッション(昔はポスターセッションと言いました)がほとんどであり,発表者とコンタクトがとりやすく,会場にはたくさんの人が集まり議論を交わしていました。AI系のポスターセッションではラフな服装の研究者がほとんどであるのに対して,SIではスーツにネクタイ姿の発表者がほとんどで,対照的でした。

10数年ぶりにSI部門講演会に参加した理由の一つは,大西公平先生(慶應義塾大学 特任教授,名誉教授)の特別講演を聴講することでした。ハプティクスについて理論的に体系だったお話を聞くことができ,大変勉強になりました。参加したもう一つの理由は,この講演大会の実行委員長が慶大電気の同級生の大石潔さん(長岡技科大)だったことです。9月に慶大矢上で行われた Mecatronics という国際会議で久しぶりに大石さんとお会いし,この学会に誘っていただいたので,新潟に来てしまいました。

懇親会では,大西先生,大石さんと三人で記念撮影しました。1980年代前半に慶大電気工学科でご一緒した方々と新潟で再会できたことを大変うれしく思います。

また,40年来の友人である大須賀公一さん(大阪大学)が SI部門 学術業績賞を受賞されました。おめでとうございます!

さらに,西田 健さん(北九州市立大学)と久しぶりにお会いできたこともうれしいことでした。西田さんは昔から私の本をよく読んでくれている愛読者の一人です。現在も大学院の講義で「カルマンフィルタの基礎」を利用してくださっているそうです。ありがたいことです。

今回は,朱鷺メッセに併設するホテル日航新潟に宿泊しました。運よくホテル最上階の29階に宿泊したので,日本海を一望することができました。雨が降っていましたが,美しい新潟の夜景でした。

朱鷺メッセで5月にG7新潟財務大臣・中央銀行総裁会議が開催されました。その運営を担当したのが,7月に IFAC World congress を担当していただいた(株)コングレだったそうです。