慶應義塾大学理工学部足立研究室の HP を語るうえで忘れてはいけない人物が3人います。高橋さん,丸田さん,そして,川口さんです。

2006年4月に慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科に足立研究室が誕生しました。

そのとき足立研1期生として配属された高橋さんが,5月末に xoops (eXtensible Object Oriented Portal System) で足立研 HP を立ち上げてくれました。すばらしい HP のプロトタイプを構築してくれました。その原型はいまでも変わっていません。

足立研ブログの最初の記事は2006年6月29日に当時 B4 の高橋さんが書いてくれました。この足立研 HP のおかげで,無名だった慶大足立研の知名度が上がったと考えています。その後,システム制御系の研究者だけでなく,いろいろな人がこの HP を見てくれるようになりました。

2011年4月に学振特別研究員として丸田先生(現在 京都大学准教授)が足立研に加入しました。当時,足立研学生だった川口先生(現在 群馬大学 助教)とともに,WordPress を使って足立研 HP をリニューアルしてくれました。それまで xoops で構築されていたものをすべてほとんど同じ形で WordPressに移植してくれました。これも素晴らしい仕事でした。

その後,2023年3月に足立が定年退職するときまで足立研 HP は継続しました。閲覧者数はコンスタントに毎日300~500名で,累計220万人を超えていました。

本来であれば,足立の定年とともに慶大理工から足立研究室が消滅するので,足立研 HP を閉鎖することが常です。しかし,まだまだ足立研 HP に書きたいことが沢山あるので,足立研 HP を継続する方向性を模索していました。

幸いなことに,定年後も物理情報工学科のご厚意で,さらに1年間,物理情報工学科の一部屋を名誉教授室として使わさせていただけることになりました。そこに足立研サーバをおき,足立研 HP の運用を継続してきました。

しかし,部屋を使える期限が来て,2024年2月末にその部屋を撤収することになりました。そこで,足立研サーバの機能を群馬大学の川口先生のところに移すことにしました。このたび,川口先生の多大なご尽力の結果,足立研 HP を群馬大学のサイトに移行する作業がほぼ完了しました。川口さん,本当ににありがとうございます。

よろしければ,もうしばらく足立研 HP にお付き合いいただけると幸いです。

写真は,2006~07年の足立研の風景で,足立研1期生と2期生が写っています。