学生時代からお世話になっている大西公平先生(ハプティクス研究センター センター長)とのご縁のおかげで,5月1日付で慶應義塾大学 ハプティクス研究センター 客員上席所員に着任しました。

今日は,日吉キャンパスの来往舎2F 大会議室で「リアルハプティクス技術フォーラム」が開かれ,1時間「システム同定の考え方」という題目で講演しました。私にとっては初めてのフォーラムで,どのような聴衆が何名くらい参加されるのかもわからないまま本番を迎えました。

フォーラムは盛況で,90名を超える方が参加されたそうです。聴衆の中には私の本を読んでくれていた人,Youtubeの制御工学の講義ビデオを視聴された方もいました。完全アウェイにはならなくてよかったです。

「ハプティクス」(haptics)とは触覚という意味です。われわれがモノを触って対象が何かを知る動作は,まさにシステム同定であることを今日学びました。ハプティクスにも私の研究が少しお役に立ちそうな気がしてきました。

久しぶりに来往舎のファカルティラウンジでの懇親会に参加しました。懇親会でもいろいろな方とお話しすることができ,25年くらい前の共同研究のご縁がつながった方もいて,得るものが大きかったフォーラムでした。リアルに会って,懇親会でお話しすることは本当に大切なことだと思います。

知らない間に日吉グラウンドが青くなっていました。