宇科連の「OS-22 宇宙で生きる! ~宇宙居住と物質循環~」に参加しました。

このオーガナイズドセッションのメインテーマは,“Environmental Control and Life Support System (ECLSS) ” で,日本語では「環境制御と生命維持システム」です。足立研の研究キーワード「制御」が入っています。

われわれの研究グループは2件の論文を発表しました。

  • 佐藤俊太,満倉靖恵,足立修一,藤間一輝,桜井誠人,山崎直子,中須賀真一 :宇宙基地物資循環システムにおけるエクセルギー評価のためのツール開発,第68回宇宙科学技術連合講演会,姫路市文化コンベンションセンター アクリエひめじ(2024.11.8)
  • 山崎直子,中須賀真一,足立修一,満倉靖恵,佐藤俊太,藤間一輝,桜井誠人:宇宙基地における物資循環システムのエクセルギーをベースにした設計手法の考察及びその評価,第68回宇宙科学技術連合講演会,姫路市文化コンベンションセンター アクリエひめじ(2024.11.8)

現在,航空宇宙学会会長を務めている中須賀真一教授(東大)とは35年を超えるお付き合いですが,今回,初めて連名の論文を書くことができました。論文を執筆してくれた山崎さんと佐藤君に感謝です。

また,若田光一氏(宇宙飛行士,現在は Axiomspace)が,

  • 宇宙生活における実体験に基づく ECLSS に関連するトピックの紹介

という発表をされました。

ECLSS(エクルスと読みます)の研究は,大変興味深く,これからますます重要になっていくでしょう。

セッションの合間のお昼休みに関係者によるランチ会を開きました。宇宙飛行士2名を含む素晴らしいメンバーが集まり,楽しいひとときを過ごしました。