『制御工学のこころ』三部作が上梓されたので,いまはそれらをテキストにして大学や企業で講義/講演をぼちぼち行っています。

2019年から村田機械(muratec)で年に1~2回,制御に関する講義をさせていただいています。今回は京都本社で『制御工学のこころ ~古典制御編~』という題目で講義させていただきました。

このテーマは,1月に大阪大学大学院で特別講義し,昨日,群馬大学大学院で講義し,今回が3回目のいま私が最も力を入れている「新ネタ」です。

一度制御工学を学んだ人のための講義内容です。フィードバックの意味,一巡伝達関数の重要性,古典制御から現代制御への連続性,ブロック線図を用いたラプラス変換のs領域推移の性質の解釈など,普通の制御の教科書には書かれていないことを重点的にお話ししました。

私が伝えたかったことを村田機械の制御技術者に理解していただき,大満足でした。

このテーマでの講演(講義)のご要望がありましたら,大学・企業を問わずに伺いますので,お気軽にお声がけください。