11月13日~14日に,茨城県水戸市民会館で第173回 制御技術部会大会が開かれ,諮問委員としてこの講演大会に出席しました。

120名近くの鉄鋼関係者が集まり,盛会でした。会場となった水戸市民会館は2023年に開館された,木をふんだんに使用したとても素敵な施設で,多くの水戸市民に愛されていました。

この講演大会の特徴はシングルセッションであり,今回の発表者は9名でした。私の仕事は,これらの発表を聞いて,優秀な発表を選んだり,最後に講評をすることです。

特別講演は,諏訪晴彦先生(摂南大学)による『エネルギーチェーンのシステミック最適化 ~中間報告~』でした。キーワードの一つが「エクセルギー」(有効エネルギー)であり,私もエクセルギーに関する共同研究をしているので,興味深く聴講しました。

計測・制御・システム工学部会 制御フォーラム(小林孝一座長,北大)主催のシンポジウム『AI/CPS が拓く制御・最適化・指導化技術の最前線』も開かれ,4件の興味深いご講演を聴講することができました。私も20年以上前に宇都宮大学に所属していたとき,計測・制御・システム工学部会の部会長や,制御フォーラムの座長,そして鉄鋼協会理事を務めました。懐かしい思い出です。

講演大会中,水戸はお天気に恵まれました。会場近くの茨城県立歴史館へ朝,散歩に出かけ,いちょうの素敵な黄葉を楽しみました。

開催地を担当してくださった日立製作所のみなさま,素晴らしい講演大会でした。

ありがとうございました!