7月22~24日に酷暑の名古屋に出張しました。

お世話になっている SCSK モビリティ事業グループの制御講座を担当するためです。「制御・AI のための数学」という題目で,確率・統計と線形代数の基礎について,演習を交えて2日間集中講義しました。基本的な数学の内容なので,退屈だったと思いますが,受講生のみなさんは熱心に聴講してくれました。

確率・統計の正規分布の共分散行列(あるいはその逆行列である精度行列)を対象としたときの,線形代数の「二次形式」が特に重要です。二次形式を構成する行列の正定値性,固有値・固有ベクトル,固有値分解,特異値分解までを講義しました。私自身,いろいろ気付きのある講義になりました。

65年以上前にカルマンがカルマンフィルタを提案するために,確率論と線形代数を徹底的に勉強した,というエピソードがあります。現代においても,制御工学や AI,そして最先端の技術分野において,確率・統計と線形代数は最も重要な数学だと私は思っています。特に,若手技術者や研究者にはしっかり勉強してほしいです。

さらに,今回は丸田先生(京都大学)をお呼びして,「AI 時代の制御工学 ~制御工学は,人類には早すぎた~」というとても興味深い特別講演をしていただきました。

今週の名古屋の暑さは異常で,毎日39℃を超えていました。関東地方も異常に暑いですが,名古屋の暑さはそれを軽く上回るものでした。できるだけ地上に出ずに,地下街での移動を心がけました。

今回の名古屋出張でも美味しいものをたくさん食べました。