8月30日~9月2日の4日間,長良川国際会議場でD&D2026が開かれ,参加しました。
つぎの論文を主著者の佐野さんが発表しました。なかなか珍しい連名です。
- 佐野 久(小野測器),管野政明(新潟大学),足立修一(慶大):伝達関数に基づく制御工学的観点からの振動絶縁理論に関する一考察
振動工学と制御工学は非常に近い分野であるにもかかわらず,専門用語をはじめとしていろいろな違いがあります。たとえは,frequency を振動工学では「振動数」,制御工学では「周波数」と呼び,D&D の会場でもそれらの用語が交錯していました。また,同じ現象を見ても,理屈をこねくり回す制御理論屋と,現象を目の前の実物においてどうにかしようとする振動屋です。互いの違いを理解しその壁を低くすることにより,両者が win win の関係が築かれるのではないかと思っています。
会場の長良川国際会議場は2012年9月に IFAC MMM2012を開催した場所で,私はその国内実行委員長だったので,たいへん思い出深い場所です。
D&D に参加するのも大変久しぶりでした。なんと佐野さんは32年ぶりのD&Dでの発表でした。私が参加していたのも1990年代だったと思います。2012年9月の足立研ブログを見ていたら,D&D 2012 が慶大日吉キャンパスで開かれたと書いてありました。
D&D2026 の最後のセッションの一番最後に佐野さんが発表しました。みんな帰ってしまって会場はガラガラかと予想していたら,たくさんの方に聴講していただきました。元JAXA副理事長の佐野さんの独演会で,たいへん素晴らしい発表でした。いずれにしても,今回のわれわれの主張がくだらないと一蹴されずに済んだのは良かったです。
11月の第69回自動制御連合講演会でもこの3名の論文を佐野さんが発表する予定です。こちらは2日間の開催でちょっと短すぎますね。
なお,来年のD&D2027は金沢で開催される予定だそうです。
岐阜はいまTBSドラマ VIVANT のロケ地としても盛り上がっていて,この国際会議場でもドラマのロケがあったそうです。














