JAXA 調布の一般公開を見学しました。
コロナ明け初めての入場制限無の一般公開だそうです。自宅から遠いので,参加をためらっていましたが,先日 JAXA 関係者の足立研卒業生2名と会い,急遽参加することにしました。
吉祥寺駅から調布駅北口行きの小田急バス「吉14」に乗り「航研前」(航空宇宙技術研究所(NAL)これはJAXAになる前の名称です)で降りました。10:30すぎに着きましたが,すでにすごい人出で,展示物の前には長い行列ができていました。親子連れが多く,子供たちが見学をきっかけの一つに航空宇宙に興味をもってくれたらと思いました。
共同研究をしていた「生命維持システム(ECLSS エクルス)の研究」の展示を見学しました。また,足立研OGが研究している「月極域探査」も見学しました。
こんなにたくさんの人がいる中で,先日お会いしたばかりの佐野久さんと偶然会うこともできました。
35年以上前まだ私が東芝総合研究所に勤務していたとき,人工衛星の地上試験をするために吉祥寺からバスに乗って NAL に通いました。神奈川の自宅から2時間半くらいかかっていたでしょう。3kg以上あるラップトップコンピュータ J-3100(東芝製)を持参し,実験データを取り,MATLABでシステム同定していました。さらに,研究成果を TeXを使って論文にしました。1980年代後半は,世の中に MATLAB や TeX が出始めた時期で,当時としては最先端の研究スタイルでした。
JAXA調布は私のシステム同定の応用研究の原点であり,とても懐かしい場所です。