北森俊行先生(東大名誉教授)の訃報に接してから数週間がたちました。

私が修士学生のとき,八王子大学セミナーハウス(東京都)や関西地区大学セミナーハウス(兵庫県三田市)で全員泊まり込みで開かれていた制御理論シンポジウムで北森先生と初めてお会いしたとき以来,北森先生の大ファンです。北森先生の知的なかっこよさに憧れました。

北森先生は雲の上の存在ですが,短期間ですが慶應に在籍されていて,その後も30年くらい慶應で非常勤講師をされていたり,ケンブリッジ大学に留学されていたりと,私と接点がいくつかあることを勝手にうれしく思っていました。

北森先生には,足立研セミナーで2回お話ししていただきました。

1回目は2009年11月16日で「もうひとつのロバスト制御系の考え方」という題目で講演していただきました。このときは北森研OBやさまざまな先生が参加してくださいました。その晩,田園調布で行った懇親会の写真を下におきます。

2回目は2014年5月28日で,そのときは「制御工学における表現と理論の連続性」という題目で講演していただきました。その講演ビデオが Youtube 慶應チャンネルの足立研セミナーにおいてあります。制御に関係する人にはぜひ聴講していただきたい名講義です。

北森先生のご冥福をお祈りいたします。

足立研セミナー 2014年5月28日 北森俊行先生:制御工学における表現と理論の連続性
2009年11月16日 田園調布 R1での懇親会